ニッケイ新聞 2009年5月8日付け
第十三回パラナ民謡大会がパラナ日伯文化連合会(リーガ・アリアンサ)主催により、四月五日午前九時から同州アサイ市の同朋会館において開催された。
大会は日本の「月刊みんよう社」の山本敏之社長の支援で優勝杯の寄贈を受けて開催。昨年は日本移民百周年の催しが多く開催できなかったため今年に持ち越された。
大会の最初にアサイ文化連合会の小岸穎郎会長があいさつ。続いて第十二回大会優勝者の清水千鶴子さんから持回りの州統領杯が返還された。
今年の大会にはロンドリーナ、アサイ、マリンガなどから六十二人が出場。観客もあわせ約百五十人が集い、にぎわった。
大会では寿年Aの部、寿年Bの部、高年の部、中年の部のコンクールが行われ、川西京さん、松村潔さん、宮崎タヅエさん、嶋田智恵子さんがそれぞれの部門で優勝した。
その後、優勝者が名人戦に加わり十七人による熱唱が展開された。結果、「十勝馬唄」を唄ったロンドリーナの松村みな子さんが優勝の栄冠を得た。