ニッケイ新聞 2009年5月9日付け
ウルグアイでは二〇〇八年、フィンランド系のボトニア製紙会社が下半期に、中国系のチェリー自動車会社も操業を開始、GDP(国内総生産)を八・九%へ引き上げたと四月十三日付けヴァロール紙が報じた。
またブラジル向け輸出も、二二%増えた。二〇〇二年以来、火が消えていたウルグアイ経済はメルコスルにない活気がある。世界は金融危機で青息吐息なのに、ウルグアイはどこ吹く風と鼻息が荒い。三月には建築資材や材木で、四億ドルの外資が投入される。
多国籍企業の進出も多い。鉄鉱石の採掘は近日開始。他に港湾建設とモンテヴィデオに商業ビル二棟と五つ星ホテルの建設計画もある。他にコールセンターやソフトウエア企業の進出もある。
韓国のキアも軽トラの組み立てを予定している。同国は雇用創出と大きな取引につながる自動車企業の進出を歓迎。同国は流通量の不足を感じないことで、農産物の輸出に期待している。