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米国=ヒラリー長官が来伯=南米への露進出を牽制か

ニッケイ新聞 2009年5月14日付け

 ホワイト・ハウスは十二日、ヒラリー米国務長官がオバマ大統領来伯の打ち合わせに、二十七日に来伯の予定と発表したことを十三日付けエスタード紙が報じた。
 公式訪問は初めてで、日程は二~三日。サンパウロ市とリオ市、マナウス市を訪問する。七月か八月ころに設定予定の米大統領訪問への準備が目的とされる。三月にルーラ大統領が訪米した返礼だ。
 米大統領との会談内容は、ロシアが最近中南米への進出を狙っていることへの地域安全保障と予想される。ロシアは、ベネズエラやエクアドル、ボリビアと軍事協定締結の根回しを行なった。
 ヒラリー国務長官の来伯は、ベネズエラのチャベス大統領来伯の翌日になる。同長官の来伯は、ブラジルが左翼政権の首脳会議で忙しい中へ飛び込んで来ることになる。