ニッケイ新聞 2009年5月14日付け
十三日付エスタード紙やフォーリャ紙の第一面に、コリンチアンスのロナウドとヘディングを行うルーラ大統領の写真が掲載された。十二日午後に大統領官邸に招いての光景で、コリンチアンスのアンドレ・サンチェス代表やマノ・メネンゼス監督も同席。ロナウドのサイン入りのボールや、心酔する同チームのユニフォームも受取った大統領は、ロナウドの事を「フォッフォン(ふっくらしたの意)」と呼んだりしてすっかりご満悦。出生届を出すことを奨励するキャンペーンへの協力も要請したようだ。
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サンパウロ市コンソラソンの教会では、ミサや祈祷会に車も参加? 今年設立一〇〇周年という教会堂の中に八日から置かれたGol車は、販売店から九〇日の約束で借りた物。会堂改修を始める資金作りのために計画したリッファの賞品で、一枚一〇レアルで一万五〇〇〇枚の券を売れば、車購入費をひいても一〇万レアル以上残る計算だという。当選者発表は八月三十日正午からのミサの後。八〇〇万レアル以上という改修工事見積もり額を満たすには不十分でも、関心を呼ぶには十分か。
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パラナ州クリチバ市で七日未明に交通事故を起こした州議員は、スピード違反二三件を含む三〇件の交通違反の記録ありと十三日付エスタード紙などが報道。七日の事故でも、スピードメーターは一九〇キロで止まっていたといい、ぶつかられた車は大破。乗っていた青年二人が死亡、本人も大怪我をして入院中だ。走るより、飛ぶが相応しいスピード狂が州議とは、職業選択を誤った?
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本日十四日午後から再び寒冷前線がサンパウロ市周辺まで北上し、寒さがぶり返すとの天気予報もでている。豚ならぬ通常の風邪にもご注意を。