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全伯350剣士が熱戦=剣道連盟=16日から有段者大会=チリから指導者来伯=8月には世界大会も

ニッケイ新聞 2009年5月14日付け

 第二十七回全伯有段者剣道大会(個人戦・団体戦)が、十六、十七日両日、サンベルナルド・ド・カンポ市のGinasio Poliesportivo Adib Moises Dib(Av.Kennedy,1155-Anchieta)で開催される。ブラジル剣道連盟(児島修徳会長)の主催。
 児島会長、大政武志理事の案内によると、参加は全伯の二十七道場、選手三百五十人。リオ、パラナ、サンタカタリーナ、リオ・グランデ・ド・スール、ペルナンブッコ、ブラジリアなどの各州から参加。
 大会競技の日程は、十六日の午後は初段、二段剣士による決勝トーナメントが行われ、十七日は三段以上の剣士による決勝トーナメント、その他団体戦が行われる。また、国際剣道連盟を代表して、チリで剣道の指導をしている理事の塩入宏行教士七段を招く。
 大会競技以外の日程、行事は、十五日午前九時からピラチニンガ文体協体育館で基本(石橋弘善教士七段、小島昭徳錬士六段)、剣道形(林パウロ教士七段)、居合(堤トシヒコ練士六段)、審判講習(海老原忠男教士七段)のセミナーがある。十六日午後は剣道初~七段、居合道一級の昇段・昇級試験がある。
 児島会長らによると、ブラジル人で剣道をしている子ども達は約千人、六割が日系で、四割が非日系という。「ぜひ見に来てください」と来場を呼びかけた。
 サンベルナルド・ド・カンポ市の同地では、四十数カ国が参加する第十四回世界剣道大会(国際剣道連盟主催)が八月二十八~三十日まで開催される。