ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

Infraero=民営化構想検討へ=テレブラス式の複数分割か

ニッケイ新聞 2009年5月15日付け

 民間航空庁(Anac)の要請で空港業務管理公団(Infraero)の民営化構想を練る委託企業は、同公団の株式公開を行い複数社へ分割する案が浮上と十四日付けヴァロール紙が報じた。テレブラスの民営化方式の導入だ。
 民営化を公表する前に、新空港の許可基準や競争力強化の管理基準を設定する必要がある。他にラッシュ・アワーでの航空機発着時間を含むスロット入札の落札基準も決めることだ。
 最近の航空業界の競争激化を受けて、同委託企業は同公団に民営化に伴う空港業務の規格化を提案した。そのため民営化するには、これまで民間航空局と国防省制空管理局が、行なっていた管理基準の骨組みつくりから始めねばならない。
 その他に新空港建設への数多の許可や地方自治体の折衝、合弁企業の設立などを民間企業の率先で行なわせるかだ。特に懸念されるのは民営化後、航空業界で十分太刀打ちできるかにある。

こちらの記事もどうぞ

Back to top button