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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年5月15日付け

 先日、取材で関わった日系学校の男子生徒からメールで連絡があった。見ると漢字を多用し、全て日本語で書かれている。
 正直驚いたが、文中には女性言葉も交じっており、今ひとつ理解し難い内容。良く読んでみると、自らポ語で作った内容をポ語から日語へ翻訳ソフトを介して変換したままのように見えた。
 今やネット上に無料の翻訳ソフトが無数に存在し自由に使用できるが、一〇〇%書き手の望む通りに翻訳されるとは限らない。
 翻訳ソフトは確かに便利なもの。ただ、それに頼ってばかりでは、翻訳された内容が正しいかどうか判断できる能力が育たない。
 会話では、面と向かって互いに伝わっているか確認することができる。翻訳ソフトの場合、確認できるのは本人だけなのだから。    (仙)