ニッケイ新聞 2009年5月16日付け
このところ、サンパウロ市のフラ・フィーラのヴィラ・プルデンチ駅以降を日本型モノレールで延長させる案や、グアリューリョス空港とサンパウロ市ルス駅を結ぶ空港エクスプレスが遅れた場合の料金払い戻しなど、交通関係の報道も多い。〇八年中に五〇万台もの車が増えたサンパウロ市での三月のバス利用者は二億五五三三万人で過去最高を記録。バスの数は前年同月比二二七台減なのに、利用者は八%増だから、混み具合も最高?
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サンタカタリーナ州フロリアノポリスで、旅行と観光に関する国際会議開催中。九回目の同会議もラ米は初開催で、十四日の開会式にはルーラ大統領も出席。十六日までの日程で、中心テーマは経済危機と豚インフルエンザだという。
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十五日の英国紙とテレビが、ペルナンブコ州レシフェを〃ブラジル一の殺人都市〃と紹介。〇八年の殺人被害者は三〇〇〇人弱で、その多くは警官に殺されたという同市での取材に、「麻薬密売者とかを捕まえても、すぐに釈放されて犯罪を繰り返すが、殺してしまえばいたちごっこを繰り返す必要がない」と答えた警官は勤続二〇年。自分だけで三〇人以上、所属部隊は五〇人以上を殺してきたと言ったとも。観光都市には大ダメージ…。
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南大河州では十四日、選挙戦での不正を否定し続ける知事に対し、罷免を求める大々的なデモ行進。一〇年の知事選を睨んだ動きが邪魔をし、審議委員会(CPI)設置のための署名は、必要な人数に七人不足とか。
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十六~十七日はサンパウロ州内二〇市でのヴィラーダ・クルツラウ。二四時間の祭典の詳細情報は、州文化局サイトwww.cultura.sp.gov.brで。寒さが緩めばよいけれど。