ニッケイ新聞 2009年5月16日付け
訪日中のカサビサンパウロ市長が明治大学で講演した。サンパウロと明治大学はあまり接点がなさそうだが、商学部の科目で学生がサンパウロ市の大学生とビデオ会議を行なうにあたりサンパウロ市と連絡をとったことがきっかけで実現したという。「本講演会は今後明治大学がラテンアメリカ諸国との連携を深めていく第一歩」と同大ホームページにはある。あらたな大学交流のきっかけになるか。
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十四日にあった総領事館でのインフルエンザの説明会で、友好病院の医師がスライドを使用して丁寧に手の洗い方を説明。手がシンクに接しないように、石鹸をつけ指をこすり合わせるように爪・手首を四十~六十秒洗う。出来れば肘を使って蛇口を閉める、など。ドアノブや机、スイッチなど表面が滑らかな箇所にはウィルスは二十四時間以上生存するとか。色々な情報が飛び交っているが、手洗い・うがいの励行が一番の予防策か。
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老人クラブ連合会の会報「ブラジル老壮の友」五月号によれば、どうやら今年に入って、老ク連会館はクッピンの被害に大わらわだったよう。二月には、「漆喰の一部が大音響とともに崩れ落」ち、「二階の一室の天井が膨らみ始めた」ため、部屋の住人が家具とともに隣室に避難したとか。現在でも一部改修が続いているようで、予算にも影響が出たが、関係者からは、「事故もなく必要な処置ができた」と安堵の声。