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企業と請負会社を提訴=ブラジル人ら雇用継続求め=横浜地裁

ニッケイ新聞 2009年5月23日付け

 【共同】自動車用照明器製造大手「スタンレー電気」(東京)の工場に勤務し、解雇された請負社員の日系人ら十八人が二十二日、同社と請負会社に雇用継続と慰謝料計約五千九百万円、解雇後の賃金の支払いを求め、横浜地裁に提訴した。
 訴えによると、原告は、二〇〇二―〇七年から神奈川県秦野市の同社工場で請負社員として勤務。同社は〇八年十二月に請負契約を解約し、請負会社はことし三月までに原告らを解雇した。
 原告は、長期間にわたって正社員と同様に勤務しており、同社との間に労働契約が成立しているとみなされると主張。実態は「偽装請負」だったとも指摘している。
 原告のうち十四人はブラジルから、四人はペルーから来日。二人は既に日本国籍を取得している。スタンレー電気は「訴状を見ていないのでコメントは控えたい」との談話を出した。