フェスタ混乱で4人死亡=喧嘩が引き金で雪崩現象?=サンパウロ州ジャグアリウーナで
ニッケイ新聞 2009年5月26日付け
サンパウロ州ジャグアリウーナの第二一回ロデオ・フェスティヴァルで、二十三日に死者四人、負傷者一一人が出る事故が発生、残るショーもキャンセルされたと二十四、二十五日付伯字紙が報じた。
同市のロデオ・フェスティヴァルは、国内第二の規模を誇り、各地からの観光客も集まる伝統行事で、二十四日まで、音楽ショーなども含めた行事が企画されていた。
二十三日未明の事故は、牛や馬を使うロデオの会場(アリーナ)でのショーの最中、会場に通じる通路から出ようとする人と入ろうとする人が衝突。雪崩の様な流れに押し倒され踏みつけられた人々の内、四人が窒息などで死亡し、一一人が負傷した。
事故の引き金となったのは、アリーナ内で起きた喧嘩から逃れようとした人々が通路に殺到したとの説と、通路内でのギャングの抗争、食事コーナーに強盗が現れ、逃れようとした人々がアリーナへの通路に殺到の三説があるようだが、例年は軍警が担当する警備を、今年は場内を外部業者、場外を軍警と分割。混乱時の対応は、決して速やかとはいえないものだったようだ。
パウリーニアのヴィヴィアン・モンタグネル・コントレラさん(18)の場合、後ろから押し倒されたヴィヴィアンさんを友人が助けようとした時、別の人が彼女の上に倒れてきた上、人々にもみくちゃにされ、あっという間にその姿は見えなくなったという。
騒ぎに気付いた警備員達も沈静化を図ったが、人々の流れを食い止める事が出来ず、何人かは助け出したものの、死者が出るのを防ぐ事は出来なかった。その他の死亡者も、カンピーナス、コスモポリス、ピラシカバ(出身はゴイアニア)からの観光客だった。
この騒ぎで、司法当局は安全確保に問題があるとして、二十三日のヴィクトル&レオのショーと二十四日のロベルト・カルロスのショーに中止命令。フェスティヴァルの責任者はショーの日程変更をサイトで公表しているが、雨で順延された十四~十七日の行事が、事故のために再度中止された事になる。
伝統行事の警備体制の変更は市長には報告されていなかったとも言う。