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東西南北

ニッケイ新聞 2009年5月26日付け

 ブラジル人は税金のために一四五日働くといわれるが、一四五日目にあたる五月二十五日、サンパウロ市とリオ、ベロ・オリゾンテ、ポルト・アレグレの四市のガソリン・スタンド四軒で、高税金への抗議行動が行われた。種々の税金込みでリットル当たり二・三九九レアルになるガソリンを、税金を差引いた一・四六二四レアルで販売するというもので、差は一レアル弱。価格に含まれていて気付かない税金の重さを痛感するが、こんな抗議行動なら消費者は大歓迎?
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 バイア州南部の海岸地帯にあるトランコーゾで二十二日二一時頃、サンパウロ市発の双発機が着陸に失敗して炎上する事故が発生し、企業家ロージェル・イアン・ライト氏と妻、娘夫婦などを含む一家一一人と、孫の乳母、正副操縦士の一四人全員が死亡した。月に二回は同市のコンドミニアムで週末を過ごしていたライト氏一家の事故は、地元住民達にも大きな衝撃を与えたが、到着後すぐに夕食をとれるよう、テーブルを出せと指示が出て五分後の事故だったという。
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 二人の子供が汚れをこすりつけてできた服のシミが、洗濯後はきれいに消えているという、酸素系漂白剤の宣伝が、子供用の番組を放送しているチャンネルから外される事になった。社会福祉や教育関係の非政府団体から、子供が同製品を手にした場合の危険性と子供の倫理教育面で問題ありと指摘を受けたもので、当該チャンネル以外では放映を続けるという。
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 州議員が七日に飲酒運転とスピード違反で死者二人が出る事故を起こしたパラナ州クリチバ市では、二十四日に死亡した青年二人の遺族を含む市民の抗議デモ。議員権剥奪、公正な裁判をとの市民の声は届くか。