ニッケイ新聞 2009年5月28日付け
バイオビーム(磁気)を体に照射し、脊髄の歪みを正すことで高血圧、肩こり、腰痛、糖尿病など、様々な病気の治療を行っている石垣マリオ磁気療法士(66、三世)が二十二日来社し、治療法などの説明を行った。
石垣さんによれば、痛みやしびれなどの原因は九九パーセントが脊髄にある。体の中の細胞は、若干のプラスとマイナスの電気を帯びており、その性質を利用し磁気の力で脊髄の歪みを治し、痛み、しびれ、疲れなどの症状をとるという。
同治療では、「PHOTON」という上下に磁石が三十基ついたカプセル状の機器の中に寝そべり、十五分間バイオビームを浴びる。人それぞれ症状が違うため、診察した後に五回から最高で二十一回照射される。人間の血液循環は二十一日なので、同じ回数だけバイオビームを浴びれば良いというが、症状によっては数カ月かかる場合もあるという。
石垣さんは三十年ほど前、自動車販売をしていたが、磁気で治療をする企業が来伯した時に世話したことがきっかけで磁気治療に関わるようになった。
その後日本の健康器具販売会社のブラジル代理店となり、磁気を発生するシャツやインソールを販売。六年前から石垣テラピオッタを開設し治療を行っており、遠くはセアラ州からも患者が来るという。他に、十五年前から同じ治療を行っているマルタテラピオッタ(ロニー・マルタ磁気療法士)でも治療を受けることができる。石垣さんは「脊髄が傾いていても、時間はかかるが治る。磁力の力はすごい。ぜひお越しください」と語った。
開業時間はいずれも月~金の午前九時から午後六時。出来れば予約を。問い合わせは石垣テラピオッタ(電話=11・5572・8017)、マルタテラピオッタ(電話=2261・2973)まで。