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ニッケイ新聞 2009年6月4日付け

 アジアで食による被害が頻発している。中国各紙によれば三日、中国雲南省で小学生四人が即席麺を食べて三十分後に泡を出すなどして苦しみ、相次いで死亡。インドネシア・バリ島では、アラックという密造の地酒を飲んだ旅行中の欧米人四人を含む二十五人が死亡した。日本でも最近、食品偽装問題が世間を賑わせたが、ここまで来ると何とも…。
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 長年の関係者の努力が実り、ついに旧神戸移住センターが三日、「神戸市立海外移住と文化の交流センター」として生まれ変わった。ブラジルからの募金も多く寄せられた。協力者の名前はセンターの壁に刻まれているとか。ミュージアムもあり、「不安と希望を胸に日本最後の夜を過ごした懐かしい場所」という人も多い。訪日のさい、訪れてみては。
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 一九五六年に移住、ブラジル初のカラーアニメ映画「ピコンゼー」(七二)を制作した故中島逸平のドキュメンタリーが国際交流基金文化センターで五日(午後七時半)、六日(午後三時)に上映される。入場無料。同時開催される展示会では、彼が使っていた机、調度品などを展示。移民船上の様子などを写した写真がコメントや挿絵と一緒に綴じられたアルバムも。会場にはソファーも用意される。ゆったりと移民初のアニメーターの世界に浸るのもよいかも。詳しくは同センター(11・3141・0110)まで。