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IBGE調査=7地域で工業生産回復か=不況の中の芽生え=真価を問われるブラジル経済=一番乗りの掛け声は本物?

ニッケイ新聞 2009年6月5日付け

 ブラジル地理統計院(IBGE)は四日、四月の前月比工業生産が全国十四地域のうち七地域で好転と発表したことを同日付けヴァロール・オンラインが報じた。その中で目立って回復したのは、エスピリットサント州の七・一%、ゴイアス州と南リオ・グランデ州がそれぞれ二・三%、セアラー州が一・七%であった。これらの州は、全国平均の一・一%を上回った。一方、サンパウロ州は同期に一・〇%、ミナス・ジェライス州が〇・六%、サンタカタリーナ州が〇・五%であった。

 前月比で大きく落ち込んだのは、バイア州のマイナス一一%、北東地域がマイナス五・一%、アマゾナス州がマイナス五・〇%。
 四月の工業生産が前年度比で大きく落ちたのは、エスピリットサント州のマイナス二六・七%で、見方を変えると、前年比では余り良いとはいえないが、前月比では四月の工業生産を牽引したといえる。その他に前年比での落ち込みが大きいのは、ミナス・ジェライス州のマイナス二一・六%などだ。
 サンパウロ州の四月における工業生産は、前月比で四カ月連続上がっている。サンパウロ州の場合は自動車がリードした。〇八年九月から十二月までの落ち込み一八・九%を、〇九年の四カ月で挽回した格好になっている。
 それでもサンパウロ州は、前年度比でマイナス一六・二%と全国平均のマイナス一四・八%を下回った。サンパウロ州の〇九年四カ月間の工業生産は、前年度比一五・四%下げ、IBGE始まって以来の低成績であったといっている。
 さらにIBGE調査は、二十業種で十五業種が不振であったと発表。特に不振であったのが、通信部門のマイナス六〇・三%、工作機械のマイナス三六・五%。
 良かったのは運輸製品六・三%、原油エタノールの七・九%、食品の七・四%。

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