ニッケイ新聞 2009年6月10日付け
【ベレン発】ベレン日系協会(小山拓男会長)主催日語学校の第十一回文化祭が七日、汎アマゾニア日伯協会神内講堂で開催された。文化祭には名井良三在ベレン総領事、ゼラウド・コウチーニョパラー選出連邦議員、ベレン市議会ウアルテル・アルヴァルジ議長ほか、約三百人の参加者で賑わった。
文化祭は、先亡者への一分間の黙祷の後、十四の部門に分かれ、日語生徒の童話朗読、YOSAKOIソーラン、合唱、ベレン市の花柳龍駒会の日本舞踊、山口師範の空手、友情出演のアマゾン日語学校の特別参加もあって、十時から十四時まで参加者を魅了した。
小山会長は、アマゾン日本人移民の歴史を紹介しながら、まず「我々がここに存在するのは先輩が今を築いてくれたからだ」と謝辞をのべた。
続いて、「我々は日語教育に専念し、日本の文化を伝えて行きたい。日本人移民の八十周年を振り返り心新たに未来志向で頑張りたい」と抱負を述べ、参加者への感謝の意を述べ終了した。(下小薗昭仁通信員)