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サンパウロ市=副都心が次々誕生か=建設ブームで高層ビル林立

ニッケイ新聞 2009年6月16日付け

 サンパウロ市住宅課(Sehab)が今年一月から四月に認めた建築計画によると、庶民階級のベッド・タウンとされた区域で、不動産ブームに乗り、高層ビルの建設ラッシュが始まることを十五日付けエスタード紙が報じた。
 新開地として最も注目されているのは、ペーニャ区。サンパウロ市東部の旧市街で、一六六七年に建立されたノッサ・セニョーラ・ダ・ペーニャ教会の周辺に広がった門前町。街路は狭く入り組んで、ブラジルの古いよき時代を偲ばせる佇まいが残っている。そこへ今、新都市計画が始まる。
 Sehabから高層建築許可が出たビルは、ペーニャが二十二棟、ラッパが十八棟、サントアマーロが十七棟、イピランガが十四棟、ヴィラ・マリアナが十二棟、モオカが十一棟となっている。
 前回の建設ラッシュで一躍土地代が暴騰したサウーデやスマレー、ヴィラ・レオポルジーナ、ブルックリン、モエーマ、ヴィラ・オリンピアの第二弾といえる。
 不動産ブームは、サンパウロ市がどの方向へ発展するかを示唆している。発展の特徴は、地下鉄の建設予定区域とCPTM(都電公社)の沿線が先ず注目されていること。
 サンパウロ市の発展を傾向で見ると、北部はカーザ・ヴェルデの方向へ。南部はサントアマーロ、東部はペーニャとモオカ、西部はラッパのようだ。
 ペーニャ区はこれまで、サンパウロ市のベッド・タウンと見られ都市開発の大型投資は行われなかった。これからは、タトゥアペまたはピニェイロスのような第二副都心として生まれ変わりそうだ。
 ペーニャに続いてラッパ、サントアマーロ、イピランガ、モオカは、高層ビルの林立ばかりでなく、近代的な商店街が建ち並び風貌が一変する。市も地域発展のため投資誘導に精を出している。

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