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パークゴルフ協会訪日=北海道で国際大会に出場

ニッケイ新聞 2009年6月17日付け

 ブラジルパークゴルフ協会(平間靖旺会長)は北海道・幕別町で二十一日に開催される北海道知事杯第二十三回パークゴルフ国際大会に参加するため、十一日夜グァルーリョス空港を出発した。
 同協会の蓼(たで)沼敬次郎副会長(73、栃木)によれば、今回の訪日団はアチバイアやロンドリーナ、クリチーバ、カストロなどから集まった日系人、ブラジル人を含む総勢四十人。出発の日、空港には揃いの紺のユニフォームを着た一行が次々と集合した。
 一行は十三日に日本に到着後、札幌市で開かれている「第十八回YOSAKOIソーラン祭り」などを見学するほか、タッコ(クラブ)工場訪問や、北海道の地元チームとの交流戦を行う予定。二十一日の大会当日は午前八時から三十六ホールを約二時間半かけてまわる。
 パークゴルフは一九八三年に北海道・幕別町で始まり、その後パラナ移民資料館の館長を務めた谷川悟、節子夫妻がブラジルに持ち込んだ。谷川夫妻は〇六年に第五十回パウリスタ・スポーツ賞を受賞している。同協会は〇一年にロンドリーナ、カストロ、アチバイア、アサイーを中心に発足、現在は三百人ほどの会員がいる。
 訪日団には同協会の小森敏夫元会長夫妻も参加。〇一年から始めた妻の富美子さん(二世)は、今まで全伯選手権女性の部で四回優勝した。「初めて日本で試合に出る。想像がつかないが楽しみです」と話す。
 アチバイア支部の責任者で訪日団の団長を務める小林利博さん(76、神奈川)は「新型インフルエンザが流行っている時期だが、みなが無事に帰ってこられることを願っている。それだけです」と語った。
 一行は搭乗手続きを済ませた後、横断幕を持って全員で記念撮影。友人、知人、家族らに見送られながら出発した。