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ニッケイ新聞 2009年6月17日付け

 サンタクルース病院創立七十周年式典には、若かりし日の横田パウロ名誉理事長を中央銀行理事に抜擢するなど強い絆のあるデルフィン・ネット元財務大臣も出席。そのことにあいさつで触れようとした大部一秋総領事、「ミニストロ…」まで出たが、名前が出てこない。永遠に続くかのような沈黙の後、満面の笑みで乗り切った。気さくで親近感があると評判の総領事、こういう場面でとっさのジョークが出てくれば言うことなし!?
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 静岡県菊川市内のプロテスタント系教会で先月三十日に開かれたイベントの日系人参加者によれば、依然として在日ブラジル人を取り巻く雇用は厳しい。ただ、県内で自動車関連の仕事が増えてきたという。政府の自動車減税を後押しに、人気が急速に高まっているトヨタやホンダのエコカーの生産が本格化し始めたのがその理由。イベントに参加していた無職のブラジル人の中にも、県内のトヨタの工場での勤務が決まった人が数人いた。明るい話題と喜んでよさそう!?
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 「パンアマゾニア」誌(同日伯協会会報)五月号によれば、ブラジル音楽界の大御所にして、元文化大臣であるジルベルト・ジル氏が四月にベレン公演した際、アマゾン移住八十年祭委員会の生田勇治祭典委員長、堤剛太統括、成田アメリア事務局長が面談に行き、九月に来伯予定ともいわれる日本の歌手・宮沢和史さんとの共演の可能性を探ったとか。「ショーの前には誰にも会わない」と一端は断られながらも、生田氏の粘り勝ち。「不機嫌になっているかなと思いきや、とんでもない。とても温かく迎えてくれ、八十周年祭典や宮沢氏の公演話など盛り上がりました」とのこと。さすがはアマゾン移民の粘り腰か。