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東西南北

ニッケイ新聞 2009年6月20日付け

 マラニョン州セラーノでは十八日朝、一匹の魚が原因で警察署襲撃放火事件が起きた。魚の活きが悪いと文句をつけ、魚屋の主人を撃ち殺した男が、事の次第を知って自宅に押しかけてきた住民を恐れて警察に通報。住民からリンチに遭う前に男を保護した警察官が、警官の制服を着せて署に連行したと知った住民は警察所を襲い、破壊した上で放火した。住民を収めるため、近隣の町から警官や特殊部隊員まで駆出されたと同事件では、軍警一人と住民二人がケガをしたという。
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 十四日夜、パラーダ・ゲイ(ゲイ・パレード)の終わる頃、セントロで友人と会おうとして出かけたところ、集団暴行を受け頭蓋骨骨折の重傷を負った男性が、十七日夜死亡。〇七年にも死者が出ている同イベントでは、重症を負って入院中の人がまだ二人。市当局が会場変更を検討中だ。
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 九日に軍警と教師、職員、学生と衝突が起きたサンパウロ総合大学では十五日、四六部門の責任者中三八人の学長支持表明がされたにも拘らず、十八日に、学長退陣と軍警撤退を求める同大学、カンピーナス大学、サンパウロ州立大学三校の教師、職員、学生によるデモ。パウリスタ大通りから始まったデモでは、角のビルから投げつけられた物で女子学生一人がケガをした。十九日朝には、同大学構内で、スト反対派学生と職員の衝突も発生している。
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 新型インフルエンザ患者が十八日に一八人確認され、計一一四人に。サンパウロ州では、十二日一三時のサンパウロ市発ソロカバ行きのバスに乗った学生が真性と確認され、バス乗客の割出し中。米国出張後の十六日に症状が出たリオ州衛生局長は、十九日に被疑者として隔離された。