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新型インフル患者急増=休暇入り前倒しの学校も

ニッケイ新聞 2009年6月23日付け

 二十一日から冬入りしたブラジルでは、寒さと共に抵抗力が落ちることと休日が入ったことで、新型インフルエンザの患者が急に増え始めている。
 二十二日付伯字紙によると、新型インフルエンザ真性患者は、二十日に四九人、二十一日に三五人が確認され、計二一五人となった。五月三十一日までは二〇人だったことからいくと、六月に入ってから、一〇倍以上に増えたことになる。
 隣国のチリやアルゼンチン帰りの罹患者も増えており、亜国帰りの罹患者は米国帰りの罹患者を上回ったという。
 サンパウロ市内では二つの学校が、複数の生徒の感染判明で冬季休暇前倒しを決め、二十二日以降の授業を停止していたが、G1サイトによれば、二十二日にも別の一校が休暇入りを発表。サンパウロ州での患者は二十一日現在九五人となっている。