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上院に隠し口座が発覚=374万レアルが国庫外に
ニッケイ新聞 2009年6月25日付け
二十四日付けフォーリャ紙サイトでは、上院不祥事に関し、監査委員会(委員長=レナート・カーザグランデ上議)が隠し口座二つを見つけたと伝えた。
この隠し口座は、連邦会計管理に義務付けられている国庫管理に属していないとして、カーザグランデ委員長はサルネイ議長に説明を求める。
二つの口座の合計は三百七十四万レアルにも達し、連邦貯蓄銀行にあずけられている。
同委員長は「上院にとって深刻な事態だと認識し、大変心配している。国庫管理から外れた資金運用は、法的に重要な問題がある」と警告する。
さらに同委員長は、同議長に対し、この資金を国庫管理に戻し、口座自体を閉鎖することを求めている。と同時に、同銀行にも、この五年間の口座の出入記録を提示するように指示している。
また、将来再びこのようなことが起きないような抜本的な対策を求めている。