ニッケイ新聞 2009年6月26日付け
レジストロ文協、RBBC(同ベースボール・クラブ)、レジストロ市役所共催の第十四回寿司祭りが、RBBC体育館において十三日夜と十四日午後の二日間、盛大に行われた。後援はレアル銀行とSABESP。近隣の市町村を始め、遠くサンパウロ、クリチーバ、カッポン・ボニート、スザノからも来場者があり、二日間で約五千人の観衆で賑わった。
十三日午後七時三十分から開会式が挙行され、大勢の来賓と観衆が参加した。景気良く鏡割りが行われ、恒例の寿司祭りが始まった。
地元の青年によるカラオケ、隣町パリケラ・アスーのグアリカーナ・グループのイタリア民謡のダンス、レジストロ文協のリベイラ涼風太鼓と、民謡大和会の子供達の唄と踊りで賑わった。
目玉は平田ジョーさんの歌謡ショーであった。今回でレジストロは四度目の平田さんは観衆と一体になり祭りを盛り上げた。観衆はショーを見ながら、にぎり寿司、巻き寿司、やきそば、鉄板焼き、パステル、シュラスキンニョに舌鼓を打った。抽選があり、一日目が終わったのは夜の十一時半だった。
二日目は午前十一時から来場者の接待が始まり、正午、リベイラ涼風太鼓がショーの幕開けをした。
民謡大和会の民謡、パリケラ・アスー市の青年パッシドウロ・グループのドイツ民謡のダンス、アカデミア・デヴェロッペのバレエ、タップダンス、ハープ演奏、日本舞踊、AMEのYOSAKOIソーラン、健康表現体操が行われた。
この目の目玉は、全伯大会やパウリストン・カラオケ大会で優勝、又は好成績を収めている聖南西を代表する歌い手、イビウーナの木村勝さん、ソロカバの新出好章さんとエドワルド君父子、カッポン・ボニートの岩野タイースさん、アチバイアの鈴木海男さん、レジストロの船木文子さん、小泉清子さんによるカラオケショーだった。
この日も、抽選で祭りの幕を閉じた。TVプラズマを当てたのはレジストロのクラウデッテ・レジスさん。
テントを張った屋外では、地元やサンパウロの商人が店を出し、洋服、食料品、日本製品、CD等を売っていた。中でも注目を浴びたのはサンパウロから来た餅つきの名人、池泉三郎さんチームの餅だった。目の前で搗いた餅、「おけさ餅」が大好評だった。
開会式には、レジストロ市のサンドラ・ケネデイ・ヴィアナ市長始め、清水武ルーベンス同祭り実行委員長、玉田カルロスRBBC会長、滝内功レジストロ文協会長、飯星ヴァルテル連邦下議、アルナルド・マデイラ連邦議員、サムエル・モレイラ・ダ・シルヴァ州議会議員、カジャチ市の古賀ルイス市長、小川彰夫イカロ代表、長嶺マリオ・レアル銀行代表、木多喜八郎ブラジル日本文化福祉協会会長、原田実スザノ文協会長、山村敏明聖南西文化体育連盟会長兼リベイラ沿岸日系団体連合会会長、ベネジット・オノリオ・リベイロ・フィリョ市会議長ら、例年通り多くの来賓が出席した。(金子国栄さん通信)