ニッケイ新聞 2009年7月3日付け
サルネイ上院議長(PMDB=民主運動党)は六月一日、議長就任を支持したDEM(民主党)から上院事務局の疑惑調査が終わるまで休職を要求されたことで、去就の崖淵に立たされ悩んでいると二日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。上院の威厳を保ち国民を納得させるためには、休職が理想と報道官から報告があった。
議長職の心労から医師や子息も、議長の休職を薦めたようだ。議長の側近らは議長が延命に努め、大統領の帰国まで何も決定しないよう進言。スプリシ上議(PT=労働者党)は、一時的休職でなく辞任を薦めた。
与党PT(労働者党)の考えは、支持取り下げをせずに休職が望ましいという結論に至った。しかし、同議長はPTの提案を否んだ。上院の不祥事は、各党の上議が上院執行部に関係したことがあるので、議長一人の責任に転嫁するのは不合理だとPTは見ている。