ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 新型インフル=亜国で生活機能麻痺=蔓延でマテ飲み回し禁止

新型インフル=亜国で生活機能麻痺=蔓延でマテ飲み回し禁止

ニッケイ新聞 2009年7月4日付け

 亜国で猛威をふるった新型インフルは、同国の生活機能を麻痺させつつあると三日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。同国の地方都市ペルガミーノやモロン、キルメス、レアリコーなどでは、レストランや喫茶店、学校、教会、遊興施設、サッカー場、映画劇場が閉店。
 有名イベントや国際大会などは日延べをした。先週までインフルエンザの一種と楽観視していたが、犠牲者の続出で当局が予想以上の毒性を認識した。
 亜国には六月三十日現在、千五百八十七人が罹患確認。七月二日現在で、四十五人が死亡。潜在感染は、五万人に上ると見ている。感染者第一号は五月七日に確認され、六月二十六日から二十八日以降、重症例の報告が増えている。
 感染は猛スピートで広がる。当局は、同国の伝統であるマテ茶の回し飲みを禁じた。