ニッケイ新聞 2009年7月4日付け
六月十六日から二十日にイミグランテス展示センターで開催された第十五回国際食肉展示会。二百店以上のブースに四千頭もの動物がずらり。ブラジル和牛生産者協会は、入り口付近に和風のブースを構え和牛の質の良さを伝えた。和牛の油は、他品種の牛に比べ融解温度が十七度と低く、「口の中で溶ける」という感覚を楽しむことができるのだそう。ブラジルに新たな味わいが広がるか。
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一昨年、昨年と開催をめぐって宮城・ACALの不協和音が話題になった七夕祭り。さて今年はどうなるかと思っていたが、今年は宮城・ACALが共催になったこともあってか、大きな混乱もなく始まりそうだ。これまで〃場外〃で使ってきたエネルギーを本番に集中して、三十回目の昨年以上の祭りにしてほしいもの。
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今年の七夕祭りでは十一日に絵画コンクール、十一、十二両日に文芸コンクールを開くなど、新しい試みも。絵画コンクールは五歳から十五歳までが対象で、午前十時にリベルダーデ広場の短冊売り場で画用紙を配布し正午まで写生する(希望者は宮城県人会へ申し込み)。文芸コンクールは俳句、短歌、ハイカイの作品を、広場の短冊売り場に設置する投句箱で受付ける(投句用紙は用意してある)。二十四日に県人会で授賞式を行なう予定。
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観光省主催の第四回観光サロンが一日から五日まで、サンパウロ市アニェンビー公園(Avenida Olavo Fontoura, 1209, Santana)で開催中だ。今年は全伯二十七州から参加があり観光地や旅行の楽しみ方が紹介されているほか、食・手芸品などの販売もある。踊りやフォルクローレ、歌などのショー、対談・講演会も終日行われている。四日は午前十時から午後十時、五日は午後八時まで。入場無料。