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ホンジュラス=外交折衝で合意か=臨時政権は3カ月の寿命?
ニッケイ新聞 2009年7月8日付け
米国務省は六日、ホンジュラス臨時政権の特使に門前払いで応じたと七日付けエスタード紙が報じた。政権の座を追われたセラヤ大統領とミチェレッチ臨時大統領は、政情正常化のため外交折衝に応じることで一致と七日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
ホンジュラスの事態収拾で、双方は直接対話ではない外交ルートで話し合うことに合意した。しかし、臨時大統領は六日、国情平穏化まで話し合いにも応じないと声明を発表した。
米国務省から締め出された臨時政権は、OAS(米州機構)の門をたたいた。OASは、双方の代表二人の立会いを条件に受理した。国連のバン事務局長もOASに、ホンジュラス調停の仲介役を依頼した。
アモリン外相は、もし経済制裁が行われるなら、臨時政権の寿命を三カ月間と見ている。同国は、米国の経済援助と世銀の金融支援にすがって生きている国だという。