ホーム | 日系社会ニュース | 歩こう友の会=比叡山ウォーク祈念碑に=細川晃央さんの名を刻む

歩こう友の会=比叡山ウォーク祈念碑に=細川晃央さんの名を刻む

ニッケイ新聞 2009年7月8日付け

 リベルダーデ歩こう友の会初代会長を務めるなどブラジルでのウォーキング普及に尽力、今年四月二十一日に八十一歳で死去した故細川晃央さん(広島県)の功績が称えられ、その名前が比叡山延暦寺・峰道、伝教大師像横にある「ウォーク祈念碑」に刻まれた。六月十四日、約二百人が出席して同所で記念式典が開かれた。
 細川さんは七八年にリベルダーデ商工会ラジオ体操部結成に関わり、八五年にはサンパウロラジオ体操会(現在のブラジルラジオ体操連盟)を結成、初代会長に就任するなど、ブラジルにおけるラジオ体操の普及に長年尽力してきた。
 ウォーキング普及にも努め、九七年に愛好会有志と協力してリベルダーデ歩こう友の会を結成、初代会長を務めた。その後も同会で日本スリーデーマーチや東京国際スリーデーマーチにも参加、(社)日本ウォーキング協会(村山友宏会長)との姉妹関係を築いた。こうした功績が称えられ、今回祈念碑に名前が刻まれることになった。
 式典では除幕式が行なわれ、同寺長﨟の小林隆彰さんが祝辞を述べた。
 当日は山麓の生源寺から峰道広場まで歩く、(社)日本ウォーキング協会主催、第十二回比叡山年輪ウォークも開催され、参加者全員が式典に参列した。
 歩こう友の会からは、大塩祐二監査役(70、三重)が富士五湖で五月十四日から十七日まで開催された「第十一回IVVオリンピアード2009ウォーキング国際大会(訪日団長=秀島正幸さん)」に参加した後、式典に出席した。
 大塩さんは今回の細川さんへの顕彰を振り返り、「日本ウォーキング協会の尽力で名前が刻まれ、友の会にとっては光栄なことです」と語った。