ニッケイ新聞 2009年7月9日付け
いよいよ来週末に迫った県連主催の「日本祭」。各県人会の郷土食も発表され、盛り上がりをみせてきた。電話で県人会の人達と話していると、みな一様に、食に対する意識が強いことに気が付いた。
一世はもちろん、日本に行ったことのない二世、三世の県人まで母県の名物を知っていることに驚いた。毎年のことだから当然かもしれないが、すごい浸透ぶりだ。故郷と食べ物は切っても切れない関係のよう。
だが、みな一様に「本物は食べたことないけどね」と付け加える。「一番好きなのは?」と聞くとヤキソバやシュラスコという返事が返ってくるのはブラジルならでは。
一世にとっては故郷の味でも、二世、三世にとってはお馴染みの味といった感じだろうか。取材も兼ね、故郷を思い出しに、郷土食を食べに行こうと思う。 (仙)