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サミットで注目の17歳=ジュニア8のマイアラさん=3年かけた地域調査で抜擢

ニッケイ新聞 2009年7月11日付け

 八~十日にイタリアで開催されたG8プラスG5サミットに並行開催のジュニア8のブラジル代表者が、米仏大統領に注目されたと十日付G1サイトやアゴーラ紙が報じた。
 ジュニア代表四人中、唯一のリオ出身で一七歳のマイアラ・タヴァーレスさんがその人。各国首脳の公式写真撮影に合わせ、各国からのジュニア8参加者の中からも、国毎に一人が写真撮影に参加できるといわれて参集した時の出来事だ。
 ルーラ大統領の傍でと願い、一目散に大統領のもとへと急ぐマイアラさんに目を注いでいるかのオバマ、サルコジ両大統領の様子はサイトなどに写真付きで報じられた。
 ユニセフ選出の青年達によるジュニア8は、各国首脳と並行して温暖化や貧困問題などについて協議し、結果は各国首脳にも報告される。今回は目的以外の部分で注目のマイアラさんだが、彼女がジュニア代表に選ばれたのは、一四歳の時から始めた地域調査の故だ。
 リオ市西部に住む彼女は、ペーニャ地区で縫い子の生活改善のための組織を作った祖母と、祖母が作った組織の働きをひき継ぎ、転居後のサンタクルースでも地域のリーダーとなっている父親の背中を見て育った。
 父親の働きは好きではなかったという彼女は、助けを求める地域の人に手を貸す父親の姿に、自分もかくありたいと望むようになったという。
 幼い頃から育てられた社会への目は、仲間と共に貧困地域の青年の問題は何かを調べようという動きに繋がった。
 サンタクルースやアレモン、コパカバーナ/レーメの三地区での質問調査が、イタリア行きに繋がるとは考えてもいなかったマイアラさん。サンタクルース地区は、麻薬組織もなく住み易いが、インフラが不十分、学校が遠く、日中の交通機関もないため、勉強は夜しか出来ないという。
 また、四日付TVリオによれば、調査した地域では高校卒業後の具体的目標もない青年が多い。しかし、調査を通しみんなにより良い生活を求める権利があると気付いたマイアラさん自身は、これから生まれ育つ若者にその権利の獲得を促せるよう、大学へ進学することが夢であるという。

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