ニッケイ新聞 2009年7月15日付け
【レジストロ】第八回日本ブラジル親善コンサート交流会カラオケ大会が六月二十一日午前八時半から、レジストロ市のベースボール・クラブ会館で盛大に行われた。岡田勲カラオケ教室と全日本歌楽互恵(カラオケ)審査協会が主催、ベースボール・クラブ実行、レジストロ文協後援で開催された。
開会式は岡田勲先生、西森明美ブラジル歌謡協会(ABRAC)会長、有江徹二同協会副会長、滝内功レジストロ文協会長、玉田カルロスRBBC会長、宮村明子聖北文化連盟会長、金子国栄・聖南西文化体育連盟演芸部長及び同大会実行委員長、全日本歌楽互恵審査協会の伊藤實先生、寿永智子先生、吉田茂雄先生、猿橋フサ子先生、山本喜久先生の列席の下に行われた。
レジストロから三十七人、クリチーバから三十三人、ジュンジアイから十七人、ロンドリーナから十四人、カンピーナスから十九人を始め、聖南西地区、サンパウロからも参加し総勢百九十四人が熱唱した。
午後四時頃、サンパウロから結城ルイスUPK(パウリスタ・カラオケ連盟)会長と羽藤ジョージサンパウロ市会議員が駆けつけ、大会開催にお祝いの言葉を述べた。
出場者は日本の五人の先生に審査をしてもらう良い機会に恵まれ、熱唱に熱唱が続いた。
参加者の中にはブラジルを代表して日本のコンクールに参加し、好成績を収めた歌手も数人含まれていた。この大会に参加して三十年ぶり、四十年ぶりに再会した人達もいて昔話に花を咲かせていた。
最後は特別ショーが行われた。日本の先生方に岡田勲先生、最近TVJBNのカラオケコンクールで優勝し、九月に日本行きが決まっている吉原ひせ子さんが加わり、二曲ずつ得意の歌を披露し、観衆を魅了した。
その後「銀の鈴」と「蛍の光」を合唱し午後八時半、十二時間に及ぶカラオケ大会は閉幕した。約四百人の観衆が総立ちになり、歌に合わせて手を振る光景がこの大会の全てを物語っていた。全日本歌楽互恵審査協会のモットー「歌い合う心は永遠の愛と友情」、正にその通りの大会となった。(金子国栄さん通信)