ニッケイ新聞 2009年7月15日付け
【リオデジャネイロ13日共同】パラグアイ北東部アマンバイ県のペドロ・フアン・カバエロで十二日午前、市内で雑貨店を経営する槌田光司さん(65)宅に二人の男が押し入り現金を要求して槌田さんを射殺、妻の節子さん(61)も頭にけがを負い病院に運ばれた。命に別条はないという。警察当局は強盗殺人事件とみて、逃げた二人の行方を追っている。地元警察が十三日明らかにした。
調べによると、槌田さんの店舗兼住宅に客を装って押し入った男二人が銃を突き付けて現金を要求。槌田さんがすきを見て犯人に飛び掛かって反撃しようとしたところ、頭部を撃たれたという。
関係筋によると、槌田さんは一九五六年に熊本県から同国に移住したという。
ペドロ・フアン・カバエロは首都アスンシオンの北東約三百キロ。国境を接するブラジルとの貿易も盛ん。