ニッケイ新聞 2009年7月17日付け
十六日のG1サイトに、南大河州ポルト・アレグレで昨年生まれた四つ子の誕生日のパーティーが十一日に行われたとの記事。パラベンスを歌う時には、両親と祖父母が一人ずつ抱いていたが、四人とも元気に成長し、既に歩き始めているというから、パーティーの時だけではなく、毎日の生活もかなり大変では?
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新型インフルエンザの真性患者が十日の発表以降一四八人確認され、患者総数は一一七五人で死者四人と十五日に発表されたが、十六日には、南大河州とリオ州、サンパウロ州オザスコで各一人死亡との報道。南大河州は六月二十九日に発症し、八日に真性と確認されていた男性が死亡したもので、リオ州は一週間の入院後、十三日に死亡した女性の感染が十六日に確認された。オザスコの方は詳細未発表だが、死者はこれで七人に。検査結果が出るまでに一六日かかる例も出てきており、南大河州では自分達の州で検査をさせろと要求。国産の検査キットも完成間近というが、感染経路が確定できない患者も増えている中、検査できる機関や対応する医療機関を増やさなければ、知らない間に人にうつして歩く患者がもっと増えそうだ。
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女性初の連邦収税局長となったリナ・マリア・ヴィエイラ氏がペトロブラスから徴収すべき税金を横領したとして更迭後、なかなか発表されなかった後任が十五日に発表された。新長官は、前長官の更迭に反対する署名者リストの最初に名を連ねているオタシーリオ・ダンタス・カルタッショ氏とのことだが、マンテガ財務相にとっても相当頭の痛い人事だったことだろう。上院の動きなどを見ていると、政治の世界は正しいか否かだけでは動かないとつくづく実感するが…。