「沈黙、忍耐、時間が解決」=サルネイ告発に反論=上院休会前総括で通告=背後で糸を操る者へ挑戦
ニッケイ新聞 2009年7月18日付け
上院休会前の十七日、上半期総括でサルネイ上院議長は「議長や議会に対する内規違反の告発で引起こされた上院混乱の収拾は、沈黙と忍耐と時間だけが解決する」と古代ローマの哲人セネカの言葉を引用して反論、上院本会議を締めくくったと同日付けグローボ・オンラインが報じた。同議長によれば〇九年上半期の上院は、「審議の空転で始まり徒労で終わった」という。議長自身や一族を陥れようとした策略などに動じないと、自信の程を呈した。さらに「告発攻勢はエスタード紙によって始められ、他紙が犬の遠吠えのように同調」と訴えた。
セネカは言った。「いわれなき濡れ衣を着せられ、それに対抗する手段は三つ。沈黙と忍耐と時間だ」と上院議長は冒頭に喝破。議長に就任した二月、上院の混乱は誰も知るところであった。同議長は、その中へ身を投じたことを強調した。
前大統領は長い間、上院の不詳事についてマスコミの質問に応じなかった。「私も不詳事について何も言わないが、私個人を告発するマスコミは、私の沈黙と上院議長の地位を尊重すべきだ」と不謹慎を叱咤した。
同議長の就任には支持票を投じ、上院の立ち上げに協力してくれたDEM(民主党)が寝返り、今回は不幸な立ち回りを演じたことで遺憾の意を表した。DEMは、政治と議会運営を勘違いしたのだと同議長はいう。
「告発の背後で糸を操る者は上院で対決の場には出て来ない。野党やテレビを唆して攻撃し、背後で涼しい顔をしている卑怯者だ」と糾弾する。
上院議長に対する告発は、上院の高級職員への縁故採用や住居手当の不当流用、違法送金、公然の秘密という背任行為、自邸の申告漏れ等々。
また子息が父親の肩書きを利用して犯罪組織を結成したこと。サルネイ〃幽霊〃財団のペトロブラス資金の流用などは、調査委員会で審理されるので議長離任の理由にはならないと弁明した。
サルネイ上院議長は、忍耐を以って任期をまっとうするであろうと声明を発表した。上院は十八日、休会し、八月四日再開する。その間に上院のほとぼりは冷めるとしている。