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大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年7月21日付け

 天気にも恵まれ、無事に終了した県連フェスティバル。今年三回目の参加となったコチア青年連絡協のブースでは、聖南西各地をはじめとする青年らによる花卉、農産物が早朝から次々と到着。南伯サンジョアキンから名産のリンゴも出品されるなど、青年たちの結束は健在だ。隣接する農協婦人部連合会の加工食品も相変わらずの人気。味見をする客と談笑するなど、忙しい中でも和気藹々とした雰囲気に包まれていた。
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 血圧・コレステロール無料検査に、例年の一・五倍の千九百人が並んだ日本祭りの援協ブース。買い物の時に使うエコバックを配布するなどの工夫からか、はたまた健康志向の高まりからか、援協関係者もびっくり。お隣、サンタクルース病院の眼科無料検査も好評だったよう。今年のテーマ「環境保護」は存在感が薄かったが、来年のテーマは長寿国日本として「健康」にしてはいかが?
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 神奈川県文化協会は日本祭りの文化広場で二宮尊徳展を開催。神奈川県庁から送られた像を飾り、周りでは尊徳の物語が、折り紙で作った模型と共に紹介されていた。二宮精神がブラジル社会に根付くには時間がかかりそうだが、郷土食とは違った形で、心に残る日本の文化だ。