ニッケイ新聞 2009年7月22日付け
日本で二十一日に衆議院が解散され、四年ぶりの総選挙に向けた選挙戦が始まった。ブラジルでも、在外選挙となる。
補欠選挙を除けば、衆参両院選挙で在外投票が行われるのは七回目。二年前の参院選で初めて文協ビルが公館投票会場になったことは記憶に新しい。
衆院選の公館投票期間は四日間と参院選より短く、さらに今回は、初めて三百小選挙区への投票が行なわれる。関係者としては準備に頭が痛いところだろう。
当時のサンパウロ管内の登録者数は約一万二千六百人。総領事館によれば現在の数もほぼ同じくらいのようだ。
サンパウロ市での公館投票は八月下旬ごろ。激戦が予想される今回の選挙、デカセギの苦境など当地在住者にも身近な問題は多い。これから登録というのは時間的に難しいだろうが、少しでも多くの声が届いてほしいものだ。 (ま)