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インフル対策と授業再開=冬休み延長や登校禁止など=北東伯では初の死者報告

ニッケイ新聞 2009年7月29日付け

 世界保健機構(WHO)が学齢期の子供の新型インフルエンザ感染が多いと発表したことなどもあり、各地の学校では、冬休み延長他、様々な対策をとって授業再開の時期を迎えている。
 二十七日から授業再開となった学校も多いが、保健省と教育省は二十三日に、風邪の症状のある生徒は医師の指示に従い、症状のある間は学校には行かないよう通達を出したと二十四日付伯字紙が報道。サンパウロ州や南大河州などで冬休み延長を決めた自治体や学校があるとの記事も続いていた。
 また、二十八日付伯字紙は、授業再開に備え、新型インフルエンザについて説明するポスターやパンフレット、消毒用のアルコールまで配備した学校があるとも報道。
 自分でアルコールを持参して友人にも貸した生徒の話など、何もない時なら不潔恐怖症かと笑われそうな行為もむしろ歓迎されるのが今の状態。水飲み場にも、他の人の唾液に触れることを避けるため紙コップを置く、トイレには正しい手洗いの方法を描いたポスターなど、対策は様々だ。
 サンパウロ市の私立高校では、医師が各教室を回って新型インフルエンザについて説明した他、窓や扉は全開にし、扇風機を回す教室まであったという。
 教師には、風邪の症状が現れた生徒は帰宅させるようにも指示されているが、二十七日付フォーリャ紙には、映画館やレストランなど、不特定多数の人が集まる場所に行くことまで禁ずる事は不要との専門家の言葉も。
 寒さで免疫能力が低下する時期だけに、気管支系疾患や心臓疾患を患った人や妊婦、二歳以下の子供、高齢者と、糖尿、高血圧、病的な肥満などの問題を持っている人を中心に、注意が必要な事は明らかだが、過剰反応は不要。うがいや手洗いの励行や、感染者がいる事がはっきりしている場所への外出回避なども、賢明な処置だという。
 日曜日も保健所を開ける、軍設営のテントで診察、電話相談などの対策を講じている自治体もあり、民間の病院でも対応中。二十八日一五時までの情報では同疾患による死者総数は五五人に。内訳はサンパウロ州二七人、南大河州一八人、リオ州五人、パラナ州四人、パライバ州一人となっている。

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