ニッケイ新聞 2009年7月29日付け
パラー州のトメアスー移住地で十八日夜、アマゾン日本人移民八十周年を記念して「第六回盆踊りフェスチバル」がトメアスー文化農業振興協会会館前広場で行われ、約七百人が楽しんだ。
当日は、日系セルタネージャ歌手の平田ジョーさんや汎アマゾニア日伯協会の和太鼓チーム「コドン」など、特別参加で会場を沸かせた。
会員や各団体の協力を得て、バンカではアマゾン料理が販売された。
「四人掛けのテーブルを百五十個用意したが足らず、さらに二十個追加しました」、と稲田洋一副会長は参加者が多いことを喜んでいた。
会場では、踊りの輪が二重・三重と広がり、名井良三総領事やトメアスー郡長のヴィニシオ・カルロス氏、八十歳を過ぎた細川浩氏なども踊りの輪に加わり、溶け込んでいた。
これだけの観衆を集められるトメアスーの力強さを改めて知らされたひと時となった。(下小薗昭仁通信員)