ニッケイ新聞 2009年7月30日付け
パラー州サンタイザベル・サントアントニオ日伯文化協会(石森ジロー会長)は、在ベレン日本国総領事館の名井良三総領事、楠彰首席領事、小島康蔵領事ら来賓をはじめ約四百人の参加者を得て、二十五日午後七時半から同協会講堂で第二回寿司祭りを開催した。
寿司祭りの入場料は一人四十レアルで、三百人分の整理券を完売していたが、当日も長い列を作るほどの盛況ぶり。
「協会が運営するニッケイ学校の運営資金調達の目的で開催した」と学校運営委員長の火浦セルジオ文協副会長は説明し、各商社や地元の住民、参加者の協力に対して「心から感謝します」と謝辞を述べた。
約四百人分の寿司を作ったのは青年部と婦人部のみなさん。テーブル一杯に並べられた寿司は、壮観のひとこと。「どうぞお召し上がりください」との司会の声に、寿司が並べられたテーブルには、一瞬にして長蛇の列ができた。
名井総領事は裏方の厨房にも顔を出し、婦人部らに声をかけ、その苦労を労い励ましていた。
また、アトラクションでは汎アマゾニア日伯協会の和太鼓チーム「コドン」が、見事な演奏で会場を沸かせた。(下小薗昭仁パラー通信員)