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ホンジュラス=解決に向け曙光が=セラヤを条件付復帰で合意
ニッケイ新聞 2009年7月31日付け
ホンジュラスのミチェレッティ臨時大統領は二十九日、同国紛争の仲裁人オスカール・アリアス氏が追放されたセラヤ大統領の条件つき復帰などを提案したサンホセ協定に合意を表明と三十日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
臨時政府や企業家にはセラヤ大統領復帰に反対する者が多数いるので、臨時大統領は、国際的に説得力のある人物を派遣し、反対者を説得することを求めた。
候補として可能性があるのは、イベロ・アメリカ首脳会議のエンリッケ・イグレシアス事務局長。米州開発銀行前総裁で、ラテン・アメリカ諸国の紛争調停に強い。
臨時大統領は、アリアス氏に電話し、サンホセ協定合意を伝えた。臨時大統領は、同協定が国民全体に受け入れられるため、国内の政治的合意を得るための助けが必要だという。軍部は既に合意したが、議会は検討中。
ミチェレッティ臨時大統領の態度の変化は、オバマ米大統領による外交官へのビザ停止という外交圧力の翌日のこと。アリアス氏は、サンホセ協定は、すぐには芽を出さなかったが、まだ生きていたと述べた。