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エル・ニーニョ現象=世界各地で旱魃発生=コモディティ相場が荒れる

ニッケイ新聞 2009年8月1日付け

 世界気象機関(WMO)が、〇九年下半期にエル・ニーニョ現象の再来を予報したことで、金融市場では既に農作物への影響やコモディティ市場での相場変動などのインパクトが始まっていると七月二十九日付けヴァロール紙が報じた。
 同機関では、エル・ニーニョ現象は四年か五年ごとに起き、今年下半期に起こる可能性は五〇%と見ている。
 同現象は、南米各地に洪水をもたらす一方、南アジアやオーストラリアは旱魃に見舞われるので、一部食糧は凶作による品不足も予想される。エル・ニーニョ現象の影響を特に受けるのは、砂糖とパーム(やし)油、カカオで、国際相場も高騰し始めている。
 例えば、九七/九八年産砂糖が四十万トン減産となり、ブラジルへの注文殺到を招いたインドでは、五月以降の雨不足のため、〇九/一〇年産砂糖は四二〇万トン減産の予想。砂糖の相場は今年既に三三%上昇した。同国では、季節風モンスーンによる雨の始まりが、過去八十年で最も遅くなっている。

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