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伯チリが通商協定=90%市場開放で締結見込み
ニッケイ新聞 2009年8月1日付け
ブラジル・チリ通商協定がメルコスールも含めて〇九年中に締結の見込みとなり、アマゾナス州マナウス経済特区の製品もチリ向け輸出が可能になると七月二十九日付けヴァロール紙が報じた。
同通商交渉は二十九日、サンパウロ市でチリのバチェレ大統領とルーラ大統領の間で行われた。同協定が締結されると、チリ向けに出荷される商品のほぼ九〇%が、ゼロ関税で輸出される。
チリの経済特区で生産された商品も繊維を除いて、同様に扱われる。チリはブラジル以外の数々の国と自由貿易をしているので、ブラジルからできない輸出がチリからでは可能になる。そのためチリで投資と生産をと、チリ大統領が勧めた。
日本市場への参入に苦心しているブラジルの食品メーカーも、チリから入れば過去の実績があるので容易になる。
チリが現在、ブラジルに投下している直接投資は八十四億ドル。ブラジルからチリに投資した企業の一つはペトロブラスで、チリ・エクソンを買収。同社の活動ぶりを見れば、チリがガソリンへのエタノール混入率を、現在の五%からさらに引きあげると期待できる。
他にチリ経由の大陸横断道路が、ボリビア国内で工事が遅れていることが話題になった。ルーラ大統領は、今年中の開通を希望している。