真如苑ブラジル＝栗田ひろみさんを招き＝パラグアイハープ演奏会＝８日

ニッケイ新聞　２００９年８月４日付け

　宗教法人真如苑ブラジルは八日、パラグアイハープ奏者の栗田ひろ美さん（神奈川）を招いて、同苑サンパウロ精舎（ギマランエス・パッソス街２２４）で演奏会を開催する。
　栗田さんは駐在員として勤務していた夫とサンパウロ市に滞在中、パラグアイハープの巨匠オスヴァルド・ガオーナ氏に師事した。在伯中は語学力に磨きをかけ、持ち前の音楽センスでブラジル音楽院（ORDEM DOS MUSICOS DO BRASIL）の国家試験に満点合格。その後、プロ奏者の資格を取得し、コンサートやレコーディング活動を行ってきた。
　一九九六年に帰国後は神奈川県横浜市に在住し、演奏活動や後継者の指導に活躍。技術力向上のため、毎年海外で多くのアルパ奏者と交流し、演奏会を開く。レパートリーはパラグアイの曲にとどまらず、ラテン、インターナショナルミュージック、日本の曲と幅広い。〇七年六月、二作目のＣＤ「静月夜」（しずづくよ）を発表した。
　当日は午前十一時開場、十一時半から十二時半まで演奏会、午後一時から昼食バザー、三時からビンゴ大会が開かれる。入場無料だが、事前の予約が必要。連絡は同苑（電話＝１１・５５４９・１９２４）まで。
　真如苑は〇三年にブラジルに支部を設立。現在、信者は全伯で約三千人で、南米本部でもあるサンパウロとベレンで布教活動をしている。