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日舞花柳流金龍会が公演=アマゾン80周年記念祭で

ニッケイ新聞 2009年8月5日付け

 【パラー州ベレン発】日本舞踊花柳流金龍会がアマゾン日本人移民八十周年記念祭典で公演することが正式に決まった。
 花柳流金龍会の北伯唯一の名取である花柳龍駒(一九八五年襲名)と、アマゾン日本人移民八十周年祭典委員会(イベント担当委員会)の要請を受けたもの。
 花柳流金龍会、会主花柳金龍師匠一行七人(花柳龍香、花柳龍伯、花柳龍奈、花柳龍富美、花柳龍智、着付け秋山きよみ)は九月十四日ベレン着。十五日のトメアスーの式典前夜祭では、当地の花柳龍駒門下生四人、民謡クラブの九人も加わっての総出演となる。
 なお一行は、十七、十八日、二回にわたってベレンの式典会場、HANGARでも花を添える。
 花柳金龍会の活動は、五五年、日本国大使君塚慎氏の依頼によりリオデジャネイロ市で、戦後はじめて日本舞踊をブラジルの高官の前で披露した。
 五七年にはサンパウロ市制四百年祭の祝賀にも参加。近年では昨年の日本移民百周年祝賀祭典にアニャンビー大講堂で古典舞踊、創作舞踊など発表。地方都市の要請を受け協賛の形で活動を続けている。
 今回の八十周年公演もこうした、花柳流金龍会の活動姿勢に基づくもの。
 当地での公演を取り仕切った花柳龍駒さんは、「サンパウロの先生方と一緒に、大いに八十周年を盛り上げます」また、「心のこもった素晴らしい踊りを見ていただけると思います」とその決意のほどを述べた。(下小薗昭仁通信員)