ニッケイ新聞 2009年8月5日付け
「理事でまだの方がいましたらよろしく」―。援協役員会で寄付を呼びかけた福祉センター会計担当の坂和三郎副会長。会長・副会長三千レアル、常任理事二千、理事一千とノルマがあるにも関わらず、未納者もいるようだ。毎週末のようにあるイベント参加や寄付と、無報酬役員も楽ではないが「席を温めているだけの人もいる」との声も。仮にセンター建設貢献度をグラフにしたら、文句を言うだけの理事も口数が減る!?
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農大会の講演会会場では、舞台の前には赤や橙、黄色など色とりどりのベゴニアが並べられ、日本から教授連を迎えた。七八年に渡伯し、ジャカレイ市で栽培を手掛ける藤縄貢さん(75年卒、農学)が寄付したもの。講演終了後には参加者らが持ち帰る姿も。一方、ピエダーデ在住の高木雄一郎さん(92年卒、農学)は親睦会で干し柿と桃のジャムを販売。「先輩方に買ってもらえて嬉しいです」と笑顔。
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第三代県連会長を務めた故和田周一郎氏の長男一男さん(=ソロカバ在住、86、二世)が県連のブースを訪れ、「ふるさと巡りでお世話になった」と一千レアルを寄付。「九月のふるさと巡りに参加するが、もう最後だろう」と語る一男さんに、与儀会長は「九十三歳の参加者もいます。あと七年は参加できますよ」と当意即妙。善意の寄付、大切に使って欲しい。