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日本との繋がりこれからも=丸橋首席領事が離伯

ニッケイ新聞 2009年8月8日付け

 ポルトガル大使館へ転任になった丸橋次郎・在聖総領事館首席領事(52、大阪)が四日、本紙を訪れブラジル側関係者に感謝を表わした。
 先月二十九日に総領事公邸で開かれた送別会では、今回の任期中に幸運だったこととして日本移民百周年、日伯関係の再活性化を挙げた丸橋首席領事。「多くの日系人が自身のルーツを再認識する機会になったのでは」と百周年を振り返る。
 一方、「「多くの記念プロジェクトがあったが、個人的には、若者を育成するプロジェクトが意外となかったという印象」とも。百周年を終え、「これからも日本とのつながりを絶やさないことが大事。私としても日本移民、日系人のことを伝えていきたい」と話した。
 〇四年からの五年間を加え、通算のブラジル勤務は十六年間。六日に離伯し、ポルトガル大使館(リスボン)参事官として同国に赴任した。「直接顔を出すべきところですが、ごあいさつできなかった人がたくさんいました」とし、「お世話になった方へお礼を申し上げたい」と本紙を通じて感謝を表わした。
 後任首席領事の小林雅彦氏(ポルトガル大使館参事官)は今月十八日に着任する予定。