ニッケイ新聞 2009年8月12日付け
リオデジャネイロ市は十日、二〇一一年までに東部海岸の環境保護区にエコ・リゾートを建設するため法改正を検討中と十一日付けエスタード紙が報じた。
現在は禁じられているが、法改正が承認されれば、造成地を民間へ払い下げる。スイート・ルーム二百室のリゾート・センターが建設され、融資も準備されている。
二〇一四年のW杯サッカーと二〇一六年のブラジル・オリンピックを視野に入れた、エドゥアルド・パエス市長(PMDB=民主運動党)のプラン。候補にあるのが、リオ市民最後の避暑地といわれるマラペンジとグルマリ環境保護区だ。
現状のまま放置すれば、同地域がスラム化するのは明白。リゾート化を目指すため内外の資本家を招く構想がある。