ニッケイ新聞 2009年8月14日付け
ブラジル将棋連盟(奥田定会長)は第六十二回将棋名人戦大会を三十日、連盟会館(ガルボン・ブエノ街19番地三階)で開催する。優勝者は、十一月十三日からニューヨークで開催される「世界将棋大会2009」(ニューヨーク将棋クラブ主催)に出場する。同連盟の川合昭第一副会長、斉藤広専務理事、志田昌昭理事が案内のため本紙を訪れた。
将棋連盟が開催する老中戦、王将戦、最強者戦と並ぶ四大大会の中でも最高峰に位置する名人戦。今年は、北はベレンから南はクリチーバまで、全伯から八十人あまりが参加する見込みだ。
同連盟には約八十の将棋盤があり、一度に大勢が指すことができる。川合副会長ら一行は「誰でも参加できるので、弱い人も強い人も来てください」と参加を呼びかけた。
大会は、名人戦(五段以上)、四段、三段、二段、初段(リーグ戦)で争われるほか、AB二組の親睦戦がある。午前七時半に受付け開始。九時から開会式を行い、十時に予選対局、午後二時にトーナメント戦を始める予定。
大会の参加費は三十レアル。(十六歳未満半額)。問い合わせは同連盟(電話=11・3209・7687)まで。
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十一月の世界大会開催にあたり、将棋連盟では一般の部参加者と応援者を募集している。ニューヨーク観光も兼ねており、費用は千五百ドル程度。申し込み締め切りは九月三十日。詳細は同連盟志田理事まで。