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第15回デザイン展=近代の中に調和する復古が

ニッケイ新聞 2009年8月15日付け

 第十五回クラフト・デザイン展が十三日から十六日まで、サンパウロ市サンルイス展示会場で開催中と十四日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。気分転換とモラル向上に、雰囲気の変化は欠かせないようだ。
 主催者の話では、傾向は極彩色が生かせるデザインで、木目の美しさや飾り気のない素朴美が受けているという。
 伝統的な壷や照明具、燭台に加え、新しく登場したのが、環境に配慮したクラフト・デザイン。環境への配慮では先ず、持続可能性が問われ、経済性や、文化と社会性も評価の基本になる。
 珍しい出展物として、アマゾンの手芸品も人気だ。野ざらしになった大木の根や幹を人間の手で加工した作品。購入者の殆どは、唯一無二の作品を求める。デザインがオリジナルであること。近代的な美しさの中に復古調を求める。両者がよく調和していること。