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不動産投資=家賃は価格の1%=空家のある地域は価値下落

ニッケイ新聞 2009年8月18日付け

 金利一桁時代の投資でポウパンサ(貯蓄投資)や確定利付き投資より、有利な投資法が問われるいま、サンパウロ市では不動産投資に話題が集まっていると十七日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
 不動産業者は、月額利回りが〇・七%から一・二%で悪くないというが、金融関係者は不動産の流通性が低いことに注意を喚起する。十五万レアルで購入した物件から二千レアルの家賃を徴収するなら、有利といえる。三十万レアルの物件なら、不利と見る。
 不動産購入のときは立地が重要。物件がある場所のインフラや将来性、商業目的への転用可能性などがあるから、購入者の判断で買わないこと。空家が見える中心部や最盛期が終わった地域の物件は、不動産の価値下落が見えている。
 商業用物件の目安は、購入価格の〇・九%から一・二%の家賃が毎月取れること。住居用なら〇・七%から〇・九%。地下鉄駅近くで寝室一又は二なら、借家希望者の行列が絶えない。前借家人が出て、一週間以内に次が入る。

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